2015PERFECTにて他を寄せつけない活躍を見せた「ロボ」、浅田斉吾プロ。
見る者を感動させる彼のパフォーマンス…についてのDVD、というわけではないな、というのがまず出てくる感想。
というのも、パフォーマンス(「浅田斉吾」自身の投げ方etc)に焦点を当てているというよりは、シンキング(考え方)の部分に9割の重心を置いているように思ったからである。
ポートレイトインダーツ(CMしか観てないので個人的なイメージですが…)のように、1人のプロの投げ方そのものに注目するのではなく、
「浅田さんはダーツに対してどう考えてるんですか?」
「浅田さんはどうしてそんな高みまで登りつめたんですか?」
という問いの答えを知ることができる、ある種「哲学的」なDVDだと感じた。
もちろんグリップ等の投げ方にも触れてはいるが、本当に「触れる」程度である。
ただ、国内に敵なしとも思わせる彼の考え方、哲学は、すんなり見る者の中に入ってくる。
ダーツプレイヤーならば投げ方そのものはもちろん研究・実践するべきだが、
「ダーツをどう考えるか・どう向き合うか」という、
フィジカルではないメンタルの所にも上達の道はある。
そう感じさせてくれた1枚だった気がします。