形状は太さと明確なテーパーがあり、加力の方向をイメージしやすい形状です。
カットは見た目ほどキツきもやかましくもありません。
このダーツ、内部がかなりエグってあり、厚さ1ミリ程度の芯が後部から3番目のシャークのあたりに「チョン」と残っているだけです。
ARASHIモデルのような「後ろ寄せ」ダーツの売りである
「バレル後方をグリップした際の押しの手応え」は感じません。
太くて長いダーツほど、規定重量に収めるために必然的に内部のエグリ部分が深くなりがちですが、中の空洞部分が増えれば増えるほど、サイズに対する比重、というかグリップした際に感じるバレルの大きさに対しての重量が軽くなってしまいがちです。
ほぼ中抜きのこのバレルはブラスダーツ並みに手応えが軽く、飛びも軽いです。
良く出来たバレルは、太長いサイズでも
広く深いカットでデザインをしたり、グリップにあまり関与の無い部分にカットを入れたりすることで、その分中のエグリを緩和するような努力をしていたりするものですが、こいつは薄めのカットが入っているだけなので・・・
「このダーツで無いとダメ」な部分は、見てわかる特徴以外には特に見当たらないです。
なんとも言えない「勿体無い」感があります。