前後のねじ切りはイーブンに掘ってあるセンター残し、だがほぼ中抜きというくらい非常に深く切ってある。芯の小さなダーツ特有の「手ごたえの軽さ」は、はっきりとしたテーパーとファットな形状のおかげで全く気にならず、むしろそこが重苦しさを排除してバランスの良さを生み出しているように思える。
カットは派手なように思えるが、かかり過ぎず、抜けすぎず、またバレルの形状を見失うようなやかましさもなく、非常に秀逸。
JONNYシリーズをよりバランス&ナチュラル感重視に寄せたような印象を受けるバレル。
太くて存在感のあるバレル特有の悪癖である、重苦しさと抜けの悪さをきれいに中和した良いバレルです。