「とりあえずカット取っ払って見ました」的なイロモノとして作られた物では無く
きちんと積み上げが見て取れる、あくまで満たすべき性能を満たすためのダーツで、
「PYROに変な味付けをしたもの」ではなく
「こういうアプローチで完成されたPYRO]の一つのバージョンとして
ちゃんと出来上がっています。
カットの「表面上の引っかかり」でなく、
形状、シェイプへの加力によって投げるダーツになるため、
どうしてもグリップ含めて「点」のイメージは持ちにくく、
ポイントでシャープに抜いて投げるイメージとは少し離れますが、
PYROシリーズに期待される、シャープな加力と抜けに関しては、
ストレート部からの立ち上がりのバランスによって、今までのPYROとは
違うアプローチではありますが、実現されています。
むしろ飛び感や、スローのイメージと言う意味では、
PYROシリーズの中で、一番ベーシックかもしれないという印象。
カットと言うサポートが無いダーツなので、
それに依存して投げていた場合は色々見つめなおさせられるダーツではありますが
きちんと正解は存在するダーツなので、投げる価値は大いにあります。
TARGET製の星野モデルにハズレ無し、と言い切ってもいいのではないかと言う出来。 【 投稿日:2018-08-10 】