昨今においては驚異的に地味なバレルデザイン
ジョン・ロウモデルからつらなる超クラシックな形状に
前後のネジ穴の深さは完全に同じ、ドセンター残しのバランスで
太さ、長さ共にとてもベーシックなサイズ。
見た通りのシンプル&クラシカルな出来です。
後部のサンドブラスト加工は、触った感触は
コピー用紙のようなさらさらした感触で、
金属のようなソリッドな感覚はあまり受けません。
私はこの加工部しか持たないグリップですが、
抜け押しのバランスがすごくよく出ます。
何せ邪魔じゃない。
結構革命的な加工なのではないだろうかと思わされます。
とりあえず、めちゃくちゃ投げやすい。
「後部のテーパーを押す」って、ただそれだけのダーツですが、
それだけをここまでシンプルにやらせてくれるダーツも無い。
結局、ゴテゴテいろいろ加えてみるより
焼いて塩かけるのが一番うまかった、と言うようなものでしょうか。
勿論、それは素材の良さがあってのことですが。
セールスやアイキャッチを意識して
「コレ、必要?」みたいな形状やカットでアピールするダーツの中にあって
ここまで完璧にベーシックを落とし込んだダーツは逆に衝撃です。
本家のクラシカルモデルは、なかなか作りが悪いものが多いので
(ねじ穴の深さがバラバラとか・・・)
よくぞ作ってくれたという感が強いです。
後部のコーティングがグルーピングでゴリゴリ削れていくのに耐えられれば
本当に良いダーツです。