ゴーストシリーズはどれも人気ですが、このゴースト2はシリーズ中最も万人にフィットしてくれるモデルだと思います。
なだらかなテーパーに施されたメインカットのダブルリングはしっかり力を伝えてくれて、抜けも良い。更に最近のカットはすぐに削れて滑ってしまう事が多いですが、ゴースト2のカットは使い込むと弱くはなりますがグリップが前後にズレる・滑るという事が起きにくくとても長持ちしてくれます。色んなカットが今はありますが、シンプルなリングカットは今でも強いですね。3、4のカットも長持ちするような作りですが、シャーク自体が人を選ぶ可能性もありますよね。またシリーズの中でももっともカットエリアが広くとられているので、色んなグリップに対応してくれそうです。
ゴーストシリーズの特徴の1つのシャフト側の立ち上がりは「後ろグリップで押して投げる」という人には力が伝えやすい作りです。ですがシャフト側の立ち上がりはシリーズ中最も控えめな作りで、これも色んな人にフィットする要因の一つだと思います。座波選手が「押して投げる」という意識が強くなったのか2→4とバージョンアップする度にカットエリアが狭くなる代わりに、シャフト側の立ち上がりが広く強くなっていき、押して投げるダーツになっていっている気がします。
投げた感じも非常に癖が少なく、扱いやすいですね。また2BA、sleek、No.5と3つの規格があるので自分にあった重心や、セッティング、飛びを見つけやすそうです。